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■ 水道料金の考え方について |
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○ 水道事業は「水道料金」で運営されています。 |
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水道事業の運営に必要な経費の大半は、「税金」でなく、お客さまにお支払いいただいている「水道料金」によってまかなわれています。 |
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○ 皆さまのもとへ水をお届けするためには、多くの工程が必要です |
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① 取水・導水
ダムや川といった水源から水道水のもととなる水を取り入れ、浄水場へ送ります。
② 浄水
水源から取り入れた水に含まれている砂や濁りを取り除き、消毒してきれいな水道水をつくります。
③ 送水
浄水場で処理した水道水を配水池へ送ります。
④ 配水
水道水を安定してお届けするよう、配水池でいったん水を貯め、水量・水圧を調整し、配水管に送ります。
⑤ 給水
水道水を配水管から給水管へ引き込み、ご家庭の蛇口まで送ります。
⑥ 水質管理
常に安全でおいしい水を供給するため、定期的に水質を検査するなど、水道水の水質の管理を行います。
⑦ 災害対策
災害に強い施設にしたり、緊急遮断弁などにより緊急時の水を確保します。
⑧ 検針・収納
利用者の皆さまの水道メーターを検針し、料金を納めていただきます。 |
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○ 安全な水を安定してお届けするためには、さまざまな経費がかかります |
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水道事業を運営するためには、取水から給水までにかかる経費や、メーターの検針や料金の収納にかかる経費など、さまざまな経費がかかります。
そのほか、施設を整備するために借りた借金の利息の支払い(支払利息)や、年月の経過による施設の価値の減少(減価償却費)といった経費もかかります。
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○ 必要な経費をまかなえるように水道料金は設定されています |
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水道料金は、上記のようなさまざまな経費をまかなえるように設定されており、利用者の皆さまが使用した水の量に応じて支払いいただいております。 |
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○ 長期的な水需要の減少に伴う給水収益の減少 |
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H30 |
R1 |
R2 |
R3 |
R4 |
使用水量(m3) |
14,694,714 |
14,602,541 |
14,426,707 |
14,351,788 |
14,409,443 |
水道料金(千円) |
4,496,500 |
4,482,558 |
4,094,689 |
4,361,368 |
4,443,910 |
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景気の低迷や節水型機器の普及等により、使用水量は減少傾向が続いております。令和4年度は、14,409千m3であり、平成30年度の14,695千m3と比較し、1.9%減少しています。
また、使用水量に係る料金収入は、令和4年度は、44.4億円であり、平成30年度の45.0億円と比較し、1.2%減少しております。 |
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○ 老朽化した施設・管路の更新及び耐震化など |
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今後、さらに水需要の減少傾向が続くと見込まれることに加え、近い将来に発生が予想される大震災に備え、管路耐震化などの更新投資や維持管理を着実に取り組んでいく必要があり、これから多額の費用を要することや、企業債残高が高水準にあり、その償還が今後も続くことから、経営環境は一層厳しさを増すものと見込まれます。 |
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○ 今後について |
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様々な経費削減を行い、事業費用の削減に務め、今後も持続可能な水道事業として、安全で安心な水を安定的に供給することを目的に経営努力に努めます。 |
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