鉛管対策について
鉛管について
鉛製の水道管(以下「鉛管」という。)は、安価で曲げやすく切断や接合が容易であることから、 水道が普及し始めた頃から近年まで給水管材料として全国的に使用されてきました。 しかし、漏水の発生が多いことから、塩化ビニール管やポリエチレン管など鉛管に変わる新しい配管材料の開発に伴い、次第に使用されなくなりました。
鉛の水質基準について
現行の基準値は、「生涯にわたって毎日飲みつづけても、日本人の健康には問題のないもの」として国が定めた値ですが、長期的な観点からより安全性を高めるため、 平成15年度4月に水道水中の鉛の濃度に関する基準値が、現行の0.05mg/lから0.01mg/lに強化されました。
給水管に鉛管が使用されている場合、水道水中に鉛が溶出する可能性がありますが、通常の使用では、鉛の濃度は国の定める基準値以下であり、 安心してご使用いただけます。ただし、水道管内に水道水が長時間滞留した場合、基準値を超えて鉛が溶け出す可能性があります。 念のため、長期間留守にしたときや朝一番の水については、約10リットル(バケツ一杯程度)は雑用水にするなど、飲用以外にお使いください。
鉛管の取替えはお客さまの手で
鉛管が使用されていても、通常に使用している限り健康に影響はありません。しかし、家屋の建替えや改修を行う際には、給水管の取替えを行うことをお勧めします。 給水管の取替え工事はお客様の負担で行っていただくことになります。
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